アクセス解析、ブログ、ホームページなどでご存じのウェブサービスブランド、NINJA TOOLS から新ツールが登場した。
新ツール〝忍者バリアー〟
このツールは JavaScript を使えるブログやホームページにアクセス制限を設けることが出来るツールだ。
いくつかの条件を設定することで、望まない相手からの閲覧やリンクをシャットアウトしたり、閲覧に支障が出る環境のユーザーに注意を促したりといったことができる。
条件を設定する方法は2種類あり、初心者から高度な設定を必要とする方まで幅広く利用できるようになっているので、初心者も意外と簡単に使うことが出来るだろう。
例えば、上級者モードでは、リンク元や IPアドレス、クッキーの内容などから規制条件を設定できるようになっている。
ただし、このツールは閲覧者のデータ取得に JavaScript を利用しているため、JavaScript が無効の状態では正常に機能しない。
しかし心配することはない。JavaScript を無効にして忍者バリアーをすり抜けることが出来ないように、JavaScript が無効の時に問答無用で閲覧を規制する設定もあるのだ。
これは JavaScript を多用しているブログなどで、JavaScript が無効になるとデザインが崩れたり広告が非表示になってしまう場合などにも有効に使うことができる。
しかしいくつか気になることもあったのでここに少し挙げてみる。
URI をアドレスバーに直接入力してサイトを開くと、忍者バリアーの警告画面から「戻る」が出来ないのだ。
これでは、Sleipnir などのワンタッチでセキュリティ切り替えが出来るブラウザでは非常に不便である。
また、アクセスをブロックした際に表示されるページを自分で設定できないのも気になる。
ページをまるまる指定したのでは NINJA TOOLS の営業に支障が出てしまうが、少なくともコメントは設定できるようにして欲しかったというのが正直なところだ。(現在は5通りのコメントから1つを設定できる)
これらはそのうち修正されてゆくと思うが、特にアクセス制御自体に問題を及ぼすものではないのでそこまで神経質になる必要も無いだろう。
また、以下のことを注意する必要もあるので気をつけよう。
このツールは埋め込んだ JavaScript タグが読み込まれた時点で動作するため、サイトデザインを重視して JavaScript を配置すると(JavaScript 挿入位置にはバナーが表示される)サーバが重いときにしばらくサイトが表示されることがある。
また、HTML 自体をダウンロードされてしまえばアクセスをブロックすることが出来ないため、機密性保持にはあまり有効ではない。
ブログで迷惑コメントを防ぐ用途では非常に有効なツールであると言えるだろう。
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